色には感情や温度感があります。イメージしたインテリアにぴったりの色を選びましょう。

インテリアの色彩は、その素材の質感も関係してきます。たとえば、ガラスの青とカーペットの青では同じ色調の青であってもガラスは冷たく、カーペットは暖かく感じるように言葉の上だけでは処理できない問題があるので気をつけましょう。
見分けることのできる色は数100万色。大別すると2つに分かれます。
無彩色 白、灰、黒などの色どりのない色を無彩色と言います。
有彩色 無彩色以外のすべての色。赤・青・黄などの彩りのある色のことです。
色 相 有彩色だけが持つ色どりを言い、無彩色には色相がありません。
明 度 明るさの度合いをいい、最も明るいのは白で、最も暗いのは黒。
灰色が配列されて明度段階が示されます。
彩 度 彩やかさの度合いをいい、鮮やかな色が彩度が高く、清色濁った色は逆に濁色と言います。
同一の色相の中で最も彩度の高い色を純色といいます。
暖 色
(膨張色・進出色・興奮色)
黄緑・黄色・橙色・赤・赤紫 軽く感じる。派手に感じる。
陽気に感じる。
彩度・明度が高い。
寒 色
(収縮色・後退色・沈静色)
青緑・青・青紫 重く感じる。クールに感じる。
落ち着いて感じる。
彩度・明度が低い。
中間色
(静止色)
緑・紫    
柔らかい色は一般的に明度が高く彩度の低い色で、明度が低く彩度の高い色は硬く感じます。
壁の色 壁が暗いと照明が明るくても暗く感じるので、天井よりやや重く明るい中間色を選びます。
純色は避けましょう。
腰壁の色 汚れを目立たせないため、少し明度を下げる方がベストです。
巾木の色 壁と同系色が少し彩度の低い、濃い色を使うと落ち着きます。
床の色 室内の照明効果を高めるので白またはできるだけこれに近い色がベスト。
壁と同系の場合は、壁より明度の高い色を。
天井の色 壁が暗いと照明が明るくても暗く感じるので天井よりやや重く、明るい中間色を選びます。
純色は避けましょう。
家具の色 床や壁面に調和してた色を選ぶのが基本。カーテンなどとも合わせるのも、おしゃれです。
カーテンの色 壁・床・家具の中から色を引き出すのも上手な決め方。とりあえず使用目的に合わせて。
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